大いなる眠りと言えば、ラムセス2世に敵う者は少ないでしょう。
3,000年を超す永い眠りの中で、いまも世界を旅しているのですから。
豊洲で行われている「ラムセス大王展」に行ってまいりました。
すばらしい展示でした。
エジプトでも最も有名な、そして人気のあるファラオ。
王の中の王と呼ばれるラムセス2世の像、彫像、棺が、ゆったりとした空間に絶妙に配置されていました。
王は夜、死んだように眠りにつき、生まれたかのように朝、目覚めた、という一文があり、その人生観、死生感が伺えるようでした。
王の振る舞い、威政を行うことはできずとも、そんなふうに毎日を生きることだけはできそうですね。
