世界睡眠デーに寄せて「睡眠の本質を考える時間を」

音と睡眠

3月14日は「世界睡眠デー」。

この日は、健康的な睡眠の大切さを見直し、その本質的な問題や解決策を考えるきっかけとなる日です。
運動・食事と並び、健康を支える三本柱の一つである睡眠。
しかし、睡眠は他の2つと異なり「無意識下の行動」であるがゆえに、自らの意志で調整するのが難しいものです。
この世界睡眠デーに、私たちは一度立ち止まり、より良い眠りのために何ができるのかを改めて考えてみませんか?

3月3日「耳の日」との共通点

3月3日は「耳の日」として知られていますが、これは「3」の形が耳に似ていることや、アレクサンダー・グラハム・ベルの誕生日にちなんで制定されました。
ベルは電話の発明者であると同時に、聴覚障害を持つ人々のために研究を捧げた人物であり、ヘレン・ケラーとサリバン先生を引き合わせたことでも知られています。

この「耳の日」と「世界睡眠デー」は、一見無関係のようですが、実は「音」という共通点を持っています。
「耳」で捉える音は、睡眠の質に大きな影響を与える要素の一つなのです。

睡眠環境を整える鍵は「音」

良質な睡眠を得るためには、環境を整えることが重要です。
睡眠環境には様々な要素が関わりますが、特に「音」は無視できない要素です。
音とは、空気の振動です。
つまり、音の質がそのまま空間の質を決定し、それが睡眠の質に影響を与えます。
音が不快な環境ではリラックスできず、逆に心地よい音の中では深い眠りへと導かれます。

自然音(波の音・雨音・風の音)

1/fゆらぎと呼ばれる、心地よい不規則性がリラックス効果をもたらします。
一定のリズムを持つヒーリングサウンド
528Hz(愛の周波数)や432Hz(自然界の調和の周波数)など、神経を落ち着かせる働きがあります。
こうした音を活用することで、より快適な眠りへとつながるのです。

世界睡眠デーは、ただ「睡眠の大切さを知る日」ではなく、自分自身の睡眠環境を整えるきっかけとなる日でもあります。
特に「音の質」は、意識的に整えることで睡眠の質を格段に向上させる要素の一つです。
この機会に、普段聞こえている音に耳を澄ませ、より良い睡眠環境を作るために何ができるかを考えてみましょう。
きっと、今まで気づかなかった「音と睡眠」の関係に目を向けることができるはずです。

この記事を書いたひと

有限会社エムズシステム 代表取締役 三浦 光仁

「音と睡眠」に関する第一人者。
音の不思議さ、音楽の凄さに身も心もやられ、人生の半生を捧げる。
あるエネルギーの振動(周波数帯域)により、人体が受け止める感覚センサーが異なると知り、驚愕。波長、周波数、共鳴、共振、という科学に足を踏み入れ、量子論的な世界を毎日楽しく生きる、有限会社エムズシステムの代表取締役、三浦光仁(みうらてるひと)。